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遺影前撮りをさせていただきました。

遺影前撮りのお問い合わせをいただくと、どういう方なんだろうか?と、毎回ハラハラとします。

遺影の準備をされる方は、ご病気の方が殆どなので、お越しいただくのに辛くないのだろうか…とか、

気軽にお話ししてしまって大丈夫だろうか…とか。

特に今回は、電話で問い合わせいただいた時に、かなりのかすれ声でしたので、体調が悪いのではないかと心配しました。

ご来館くださったのは優しそうなおじさまで、少し愁いを帯びた表情だったので、ご病気なのかな…とは思ったものの、お体は健康な方と変わらないようでした。

ヘアメイク等は有りませんでしたので、すぐ撮影に入りました。

背景はスクリーン2枚と白背景の3パターン、写真はカラー・白黒・セピアの3パターンで作成させていただきました。

本当は笑顔が良いのかもしれませんが、無理して作った笑顔よりも、今現在の、自然な表情を撮らせていただこうと思い、撮影させていただきました。

優しそうな方でしたので、撮影後に少しお話してみました。

やはりガンで闘病中だそうで、抗がん剤を始めると髪が抜けてしまうので、その前にと思って来てくださったそうです。

詳しいご容態は伺いませんでしたが、肌の血色も良く、健康そうで、ご病気だと言われなければ気付かないくらいなのに…。

以前、問い合わせのために来館しようとしたものの、道が分からず一旦帰られた事があったそうで、分かりづらくて申し訳ないです…。

カーナビだと2件前のペンジョンに付いた時点で、『目的地周辺です』とアナウンスされるため、皆さんペンションの前の道をまっすぐ進み、山の方に上って行ってしまうんです。

お話しさせていただき、SNS等への掲載も、快くお受けしてくださいました。

お写真やデータは郵送お渡しなので、受け取りでお会いすることができないのに、「闘病頑張ってください!」と直接お伝え出来なかったのが心残りです。

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