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7月の保護猫活動&TNR活動報告

今月は6月に出産した母猫さんのケアを、預かりさん宅で継続しながらの活動でした

母猫さんは保護した時、体調不良の状態で臨月という状況で、出産自体が危険な状態だったものの

無事1匹の赤ちゃんを出産しました

産後も過呼吸状態が続き、お腹の中に赤ちゃんが残っていないかエコーで確認したりしましたが、残っておらず

出産での疲れという事に

その後も栄養不良の状態が長く続いていた生活の為、歯がボロボロになって抜けてしまったり、子育て中の疲労で何度も過呼吸を起こしたりし、何度も病院に行く事となりました 歯が抜けてしまったので、油断すると舌が出てしまいます

インターフェロンや抗生剤の投与を続け、出産後10日ほど経過してから、母猫さんの状態も安定してきました

シャーシャーと癖で怒ってしまうような母猫さんでしたが、表情はとても優しく、赤ちゃんに触っても怒りません


7月の26と28日がTNRの手術日で、その頃には子猫も自分のことを自分で出来るようになるため、母猫さんはさくら猫にするようになります

それまでに里親様を探しますが、この可愛い親子を見ていると離すのが可哀相で、親子での譲渡が可能な方を優先的に募集したのですが、問い合わせがありませんでした

子猫への譲渡希望は多数きておりましたが、子猫を先に譲渡してしまうと、余計に母猫の譲渡が決まらなくなってしまうため

親子での譲渡が決まるか、母猫のみの譲渡が決まってから、子猫の譲渡先を探す、という流れで募集をかけていました

さくら猫の手術前に里親さんを…という思いは、耳カットされてしまうのが嫌だから、というのも理由の一つです

「さくら猫にしてから譲渡で良いですよ」という里親希望の方が偶にいますが、自分で飼う猫に不要な痛い思いと一生残る耳の欠損をさせても平気だという方に、里親になっていただきたくは無いです 里親になるという方には、避妊・去勢手術代、ワクチン代など、医療費をきちんと負担できる方を選びます


譲渡にはまだ早すぎるとはいえ、里親さんが決まらないままに赤ちゃんがどんどん大きくなってくると、焦りも出てきます

赤ちゃんが生後1か月になる丁度の頃、母猫さんに嬉しい問い合わせがありました

とても優しいオスの猫(去勢済み)を飼っている方が、同じく成猫で落ち着きのある子を相棒に飼いたいと思っていたそうで、丁度良い子を見つけました、母猫さんのみで良ければ譲渡してほしいとの事

もちろん、耳カットはせず、避妊は実費で行いますといって下さり、先住猫さんもエキゾチックショートヘア系の茶トラさんで、とても穏やかな子でした

いきなり子猫と離れ離れになることをお思うと、優しい相棒がいるご家庭は理想的です

母猫の里親さんが決まったことにより、子猫の里親さんも決定、トライアルの日程が決まりました

譲渡人と里親ご希望の計3家庭が同日に集合、皆さん顔合わせ、LINE交換などを行い、トライアルの為の引き渡しを行いました