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銀塩プリントと印刷の違いって何!?
最近ネットでも注文できる【フォトブック】、安くて可愛いし、自分で作れて大変便利ですよね。
でも、フォトブックで使用されているプレス加工(印刷)の写真作品は、アート作品や高級な写真アルバム、記念写真などプロが撮影する写真館では通常使用しません。
アート作品や高級アルバム・写真館で使用する写真は【銀塩プリント】の写真です。一体何が違うのでしょうか???
① 写真を作成する方法の違い
銀塩プリントとは、写真のベースとなる専用紙に薬液を塗り、化学反応を起こすことで発色させ、乾燥させて仕上げるプリントです。
印刷の場合は、レーザー印刷とインクジェット印刷がありますが、どちらも写真専用紙にプリンターで印刷し、紙本来の白地の上に、カラーインクを塗って作成します。
② 手間・値段の違い
銀塩プリントは液体に付け・化学反応を起こさせ・乾燥させる工程があり、現像までの手間が掛かるため、お値段は高くなります。
印刷の場合は、データをプリンターに転送するだけで印刷ができるため簡単に生産できるので、家のプリンターでも写真が作成できるため、プリント自体の価格が安いのが特徴です
④ 現像方法の違いによる耐性の差
銀塩プリントは、元々水に付けて現像するため水に濡れても大丈夫なことが最大の利点で、写真の映像は焼き付けてあるため、日光で色焼けはしても、色が無くなることはありませんし、災害時に泥に埋もれたアルバムが発見された場合でも、表面の汚れを拭き取ることで、写真として復活できます。
印刷の場合は、紙にインクを吸わせているため、災害で汚れた場合はインクと同じように汚れを吸い込んでしまい、復元が出来なくなります。また、インクは日光に弱く、強い光にさらされた場合、徐々に白くなって消えてしまいます。
⑤ 写真自体の美しさの差
銀塩プリントは薬液により発色させるため、ドット感の無い滑らかで柔らかな画像となり、明暗もくっきり表現できますので、人物写真や家族写真に向いています。同じ方法で現像されるため品質にムラが無いのも特徴です。
印刷の場合は、使用する用紙・インク・プリンターにより、品質にばらつきがあり、超光沢紙に最新の機械と質の良いインクで印刷すれば、銀塩レベルの品質の場合もあれば、マッド紙にドット感ある印刷で質の悪い物もあります。
印刷の場合、白インクは無いので、白の場合は紙部分がむき出しになるので、光にかざした時にムラが見えて違和感があります。アート作品にプリントが使用されない一番の理由がこれです。
⑥ アルバム作成のしやすさ
銀塩プリントは現像した【写真そのもの】なので製本が難しく、大量生産も出来ないので、ネットプリントのフォトブックでの取り扱いが無く、基本的に写真館や結婚式場などでしか注文できませんし、高額です。
印刷の場合は、元々が紙なので製本しやすく、多数のネットプリント業者が価格競争をしているので、とても安く、沢山の業者の中から選んで、お客様自身で発注しアルバムが作れます。
⑦ それぞれのデメリット
銀塩プリントは【取り扱いが少ない】・【自分で作れない】・【高額】なのが一番のネックです。また、カビによって写真表面が分解されてしまうので、保管場所の湿気に気を付ける必要がありますが、最近の高級アルバムは写真表面をさらにコーティングしてあるため、カビにも日光にも強くなっており、長期保存に全く問題ない耐久性があります。
印刷の場合は、各業者による品質のばらつき、日光による色褪せ・汚れなど耐久性の問題、災害時の破損が復元できない等の問題と、製本がハードカバー程度という高級感の無さが、大切な写真を残す時には向いていません。
⑧ それぞれのメリット
銀塩プリントは現像写真本来の滑らかさ、艶のある質感、高級感、耐久性、プロが作成する等のメリットがあります。
印刷の場合は、沢山の業者から選べて、安くて、業者によっては自分で編集も出来たり、逆に全部お任せ出来たり、スマホでフォトブック注文など、手軽に楽しめて、値段が安いことが最大のメリットです。
⑨ 銀塩プリントと印刷のアルバムの相場
スタジオサカモトでは、厚手台紙仕様の12面アルバムと、全面フル写真の180度フラットオープンの24ページアルバムの2種類の銀塩アルバムを制作しております。通常このページ数ですと他店スタジオの場合、撮影込みで20万円程度ですが、当店ではアルバム制作のみなら4~5万円、撮影料・衣装・小物レンタル・データ代なども含め7万円~10万円、銀塩のボリュームあるページ数のアルバムが作成できます。(10万円はフォトウエディングで2名分衣装付きです)
全作業を一人が担当することで経費をかけず、最大限まで値段を下げてご提供させて頂いております。
印刷でアルバムを作成したい場合でも記念日の写真をプロに撮影してもらった場合、データを購入する必要があります。一般的にスタジオ撮影とロケ撮影をしデータを購入した場合、約2時間弱の撮影で10万円が相場ですが、スタジオサカモトは一日一組限定の完全貸切・完全予約制で最大6時間撮影に確保でき、データ代は3万5千円となっております。
通常写真館ではプレスのアルバムは作成しておりませんが、価格を抑えたいお客様の為に、スタジオサカモトではプレスアルバムの制作も行っております。アルバム制作代金は1万5千円で、超光沢紙にキャノン純正インク・最新鋭機のプリンターを使用した、銀塩に負けない美しさのアルバムで、当店だけのオリジナルテンプレートで編集するため、プレスでありながら最大現に高級感を出しております。
プレスの場合、撮影料込みで5万円、アルバム制作のみなら1万5千円と格安です。
⑩ 銀塩と印刷どちらが【おすすめ】か
競争の激化もあり印刷であっても、銀塩と変わらないくらい美しい仕上がりになる業者さんが増えてきています。
価格重視であれば、綺麗に印刷できる業者さんの、印刷によるアルバムでも十分です。
ハードカバーでも製本の高級感は銀塩アルバムに比べ劣りますし、ずっと残す物…という時に、日光による色落ち・水濡れ・汚れ・災害など、注意するべきところはありますが、保管に気をつければプレスのアルバムも長く楽しめます。
ずっと大切に残したい場合や、金額に左程こだわらないのであれば、銀塩のアルバムで残すことをおすすめします。